私の午後

Date
2007-02-22 (木)
Category
DIARY

朝の9時に電話で起こされた
11時に目覚ましを合わせてもう一度ベッドにもどり
次に起きたのは12時だった
シャワーを浴びて歯をみがき
白いシャツの上にコートをはおって家を出た

小春日和のよい天気だった

電車に乗って祐天寺の駅でおりた
待ち合わせの時間まで10分ほどあったので
駅構内のコーヒーショップに入ってコーヒーを注文した
ほどなく友人が現れてとなりの席に座り
同じようにコーヒーを注文した

ランチタイムだというのに店内にお客の姿はなかった

おたがいの近況報告をしながらコーヒーを飲んだ
私は今年になってからまだ仕事をしておらず
彼は病気で療養中ということもあって
たいした報告があるわけではなかった
コーヒーを飲み終わる頃には話は終わっていた

目的の鰻屋まではタクシーで行くことにした
裏道を使うと近いのだけれど
いまいちルートに自信がない
と運転手が言った
裏でも表でもたとえ道をまちがってたとしてもかまわない
と運転手に告げた
鰻屋のランチタイムのラストオーダーの時間に間に合ってくれればそれでよかった

運転手の裏道の読みはしっかり当たり
我々は無事に目的地に到着した
若旦那が笑顔で我々を迎えてくれた
若旦那と友人はもともと親友同士で
顔を合わせるのはそうとう久しぶりらしかった
友人が病気でしばらく外に出られなかったことを若旦那に告げると
そうか
と少し心配そうな面持ちになったが
すぐに明るい顔をとりもどして
とにかく鰻を食べるといいよ
と言って仕事に戻った

「とにかく鰻を食べるといいよ」

なんてすばらしいセリフなんだ

ビールの中瓶を注文して乾杯をした

店内はほぼ満席だった
若旦那が表をひとりできりもりしていた
はっきり言ってすばらしい接客だった
友人にそう言うと
まるくなったんだよ
という答えが返ってきた

老夫婦が手をつないでやってきた
夫の方は足が少し悪いようだったから
別に仲がよくて手をつないでいるというわけでもなさそうだった
妻は携帯電話で写真を撮るのがおもしろいらしく
年老いた夫に向かって何度もシャッターを切っていた
逆光で写りが悪かったのか
途中でわざわざ席を交代するほどの凝りようだった
しまいには若旦那もそれに加わって
笑顔で写真を撮られていた

2本目のビールを半分ほど飲み終わった頃に
鰻重がやってきた
もくもくと食べて
とても幸せな気持ちになった

若旦那に礼を言って鰻屋を後にした
水曜日はまだ午後2時で空は青く晴れわたり
我々は満腹でほろ酔いだった
ついでに言えば二人には
これから先に何の予定もなかった

ひとまずバスに乗ってどこかの駅まで行くことにした
バス停まで行ったところ
どこ行きのどのバスに乗ればよいのか
さっぱりわからなかったので
タクシーをひろうことにした

若いカップルが
体が大きくていかつい雰囲気の犬を連れて
目黒通りを横切ろうとしていた
途中通りのほぼ真ん中で犬が糞をし始めたので
飼い主が手綱を引っぱったところ首輪が抜けた
とても微笑ましい光景だったので
笑わずにはいられなかったが
飼い主の方はそれには少々不満そうな様子だった
きっと馬鹿にされたとかんちがいしたのだと私は思った

タクシーで祐天寺の駅までもどり
電車に乗って自由が丘まで帰ってきた
そのままタクシーで自由が丘まで行くということは
二人とも思いつかなかった

南口の遊歩道沿いにのコーヒー屋に入って
友人と肩をならべてカウンターに座り
今日2杯めのコーヒーを注文した
50’sだか60’sだかの音楽が店内に流れていた
高校生の頃のヤンキーとか暴走族の先輩たちが
よく聞いていたような音楽だった

とてもおいしいコーヒーだった

友人と別れた後
睡魔が襲ってきた
タクシーに乗ることも考えたけれど
歩いて家に帰ることにした


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